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「FMPress」は、現在、当社がお客さまに対して提供している開発サービスのブランドネームです。当社は、他のFBA開発会社とは違って、このブランドの考え方に沿った開発のみをお客さまに提供しています。従いまして、当社の開発サービスをご利用いただく前には、このサービスのコンセプトについてご理解いただくことが大切です。

そのためにこのブログ記事では、FMPress開発サービスのコンセプトについて、詳しくご紹介していきます。

FileMakerとWordPressを組み合わせたシステム開発

FMPress

FMPressという名前が端的に表している通り、この開発サービスは、FileMakerとWordPressの2つのプラットフォームを組み合わせて、いろいろな問題を解決していこうという手法です。一番フォーカスしているところは、端的に申し上げると、ライセンス料金に関する問題です。

ここ数年、FileMaker社はライセンス料金に対する姿勢を大きく変えてしまいました。その変容に対して、「WebアプリケーションをFileMakerに付け加える」という手法でコスト削減につなげよう、というのがこの開発サービスの一番の力点になります。このライセンスの問題については、長くなるので稿を改めます。

(関連記事)FileMakerのライセンス料金の変容

出典:FileMaker ボリュームライセンス(PDF)

この記事では、開発手法についての方針を説明していきます。FMPress開発サービスの手法を一言で表現しますと「Web側はWordPressで、複雑な機能はこれまで通りFileMakerで」となります。

あんことパンで「あんぱん」、ラジオとカセットで「ラジカセ」、ガソリンエンジンと電気エネルギーで「ハイブリッドカー」。このように、それぞれの良いところを組み合わせることによって新たな価値を出していくというものは、世の中に沢山あります。

FileMakerとWordPressによるシステムの開発領域は全く異なるもので、水と油のように混じり合わない部分もあるかと思われるかもしれませんが、一緒に使うと大変良いものになるのではないか、と私たちは考えています。

では、どのように良いのかという点について基礎の部分から説明していきます。

FileMaker Data APIは長く使える有力な仕組み

FileMaker + WordPress

この図で、FileMakerとWordPressの間に、「FileMaker Data API」という言葉が書かれています。今のFileMakerプラットフォームには、Data APIという標準的なWeb開発で使える機能が備わっています。

これは、今まであった「カスタムWeb公開(CWP)」に代わるものとして、FileMaker社が今後長い年月に渡ってサポートしていくものと期待される仕組みです。おそらく10年や20年、あるいはもっと長い期間に渡って廃れずに残っていく、有力な位置付けの仕組みです。

この仕組みを使ってFileMakerのデータにWordPress側からアクセスをして色々なソリューションを実現していこう、というのが当社の開発サービスの一番コアの考え方になります。

お客さまの既存システムにWebアプリをプラス

お客様は既にFileMakerベースのいろいろなソリューションをお持ちである、と想定しています。そのような既存のソリューションでは、PCの画面で複雑なレイアウトを作って非常に使いやすいものを独自に作られていることが多いと思います。FileMakerの特長であるところの自由度の高いレイアウト機能を活用して、非常に高度な帳票印刷も行われていることでしょう。また、いろいろなビジネスのロジック、例えば条件の判定であったり金額の計算などを計算式を高度に組み合わせて実現したり、そういったものをスクリプトで様々に自動化もされていると思います。

こうしたものを、FileMakerを捨てて他のプラットフォームでもう一度実装し直すというのは、短期的には非常に大きなコストと非常な負荷がかかります。また、インハウスでFileMaker製品をお使いの方が、そのシステムの中身を100%外注業者に対して説明をして再現してもらうというのは、コミュニケーションという点だけを考えても、ものすごく負荷のかかることです。

ですから、既存のソリューションの高度な部分というのは、そのまま使えるということが非常に大事であると考えています。

FMPress開発サービスにおいて、FileMakerに加えてWordPressを導入する位置付けというのは、そうした既存のソリューションで構築されているFileMakerベースの環境に「Webアプリをプラス」しようというのがコアのアイデアになります。

ライトなユーザーに対してライトなシステムを

例えば、検索結果を表示して単純な入力ができればいい、もしくは印刷までは必要ない、といった利用のケースは、企業内では意外に多いのではないかと感じています。

データを見るだけとか、単純な入力を行ったりといった「責任の範囲が狭いスタッフ」というのが、現状の会社の中には存在します。アルバイトや臨時の職員さんなどの「ライトユーザー」に対して、「ライトなシステム」というものを考えてみる、というのが、FMPress開発サービスの考え方にはあります。

(関連記事)ライセンス費用に子供料金がないのはなぜ?

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