両方の世界のよいところ取りをしてシステムを開発

「Best of Both Worlds」という言葉があります。FileMakerとWordPress、両方の世界のよいところ取りをしてシステムを開発していこう、というのがFMPress開発サービスのコンセプトです。

ロジックの実装や自動化、表現力に色あせない魅力があるFileMaker

ロジックの実装や自動化、表現力に色あせない魅力があるFileMaker

FileMakerの良いところは何でしょうか。FileMakerは、ユーザー自らがデータベースを構築して、自分で考えた通りにカスタマイズを自由に行って、システム開発に通常必要とされる設計や手順をあまり気にすることなく、柔軟に機能を追加して開発を進めていくことができる、非常に優れたアプリケーション開発運用環境です。

そして何よりも、他の環境と比較すると、印刷や画面レイアウトの表現の豊かさにおいては、現在も追随する開発環境はなかなか見当たりません。

ですが、スマホ対応は、接続するのにライセンス契約が必要なFileMaker Goに依存しており、Android版が存在していません。FileMaker WebDirectという純正の機能もありますが、Webサイトを作るように効率的な開発ができるわけではなく、接続にライセンスも必要になります。Web上に展開するには適切なプラットフォームであるとは残念ながら言えません。

FileMakerが決定的に弱いところに強いのがWordPress

FileMakerが決定的に弱いところに強いのがWordPress

反面、こうしたスマホ対応やWeb展開という点で、WordPressは非常に強いのです。

WordPressはWebサイト構築の世界的なスタンダードになっています。既存のテーマが無数にあり、通常のPC用のサイトとスマホ対応が同時にできる既存のテーマは、ほぼ無限と言っていいほどあります。そして当然のことながら、公開Webサイトに向いた環境です。ここはFileMakerプラットフォームに欠落しているところです。

さらにWordPressのいいところは、対応してくれる開発会社が非常に多いので、外注をしやすいということがあります。現在の社内システムというものは、外部の協力スタッフなどを交えて仕事を行っていく部分が多く、データベースのプラットフォームだけ考慮すれば良いという考えでは済まない時代になってきていることから、外注のしやすさはとても重要です。